シミ・シワの大敵!避けなければならないものとは?365日UV対策。

シミやシワの原因となっているものが何かご存知ですか?大半の方は口を揃えて「紫外線!」と応えるでしょう。そう、約80%の原因は紫外線だったのです。外出するときは”日焼け止めクリーム”が欠かせないというのは珍しくないことですね!?しかし、私たちはどれほど紫外線のことを知っているのでしょうか?


紫外線とは・・・?

紫外線とは、地球に達する太陽光線のうち、波長が短く、エネルギーの高い光をさします。UV(ultraviolet)とも言います。紫外線は、UV-A波UV-B波UVーC波の3種類に分けられます。


UV-A波(長波長紫外線)は、長時間浴びた場合はB波と同じく細胞を傷つけるため有害なものと言えます。窓ガラスや雲を通過して表皮、そして皮膚の奥(真皮層)まで届きます。弾力を作るたんぱく質”コラーゲン”、保水力の”ヒアルロン酸”、コラーゲン同士を結びつけて弾力やハリを与える”エラスチン”などの物質を破壊してしまい、しみ、しわ、たるみなどの「光老化」を引き起こしてしまいます。また、表皮の一番下にある基底層にある色素形成細胞メラノサイト細胞にダメージを与え、白髪の原因にもなります。


UV-B波(短波長紫外線)は、皮膚の表面(表皮層)までですが、UV-Aより刺激が強く皮膚や眼に有害です。肌表面の細胞を損傷させて炎症を起こし、日焼け(やけど症状)や皮膚がんの原因になります。メラニン色素が沈着し、シミやそばかすの原因ともなります。


紫外線の良い面と悪い面!

〇良い面

ビタミンDの光合成

日光浴はカルシウムを吸収するために必要なビタミンDを体の中で作り出してくれます。しかし・・・、これは昔の話であって、近年では食物やサプリメントから十分に摂取できるため、日光を浴びないからと言って不足することはないという結論に達しました。

光線療法

皮膚科では、乾癬(かんせん)やアトピー性皮膚炎に対しての治療として「光線療法」を行うことがあります。それは、紫外線のB波の中の一部の波長のみを特殊な機械を使って照射するという方法です。


〇悪い面

日焼け

紫外線が肌にあたると、肌を守るためにメラニンが作られますがそれがシミの原因となります。

光老化

しみ、しわ、皮膚がんの原因になります。

・活性酸素

真皮層に入り込みたんぱく質のコラーゲンを変質させていきます。皮膚細胞のターンオーバーサイクルが老化し、保湿能力も失われるため乾燥しやすくなります。それが髪の毛(頭皮)の場合は、乾燥し硬くなり、その下にある毛細血管が圧迫され血流が悪くなります。その結果、髪の毛の元となる毛母細胞や色素形成細胞メラノサイトがメラニン色素を作れなくなり白髪となって生えてしまいます。


光線通敏症

日光を浴びることで様々な皮膚症状を引き起こしてしまう病気で、紫外線が原因となっています。

眼への悪影響

角膜炎や白内障などの原因になります。





このように、紫外線を浴びることは百害あって一利なしです。小麦色の肌を”健康的で美しい”と見なすヨーロッパ人にとっては紫外線は大歓迎かもしれませんが、”美肌=色白”という考えが浸透している日本人にとっては紫外線は大敵にです。では、美白を目ざしている人たちは紫外線対策はどのように行えば良いのでしょうか?



肌を焼かないために最も効果的な紫外線対策とは!

まずは、上図のように日焼けや肌が黒くなる過程(メラニンが作られる過程)を知ることも大切です。冒頭でもあげましたように、メラニンは紫外線から肌を守るために生成されるもので決して悪いものではありません。ですので、紫外線をブロックする対策が必要となってきます。


UV対策その①

外出の際、または屋内にいる日でも朝起きたら日焼け止めクリームは欠かさずにぬること!特に、衣服から出る部分は入念に!レジャーやスポーツなど長時間屋外にいるようでしたら、2~3時間置き(時間と共に皮脂や汗で落ち効力が弱まるため、時間と共に効果が弱くなってくるため)にこまめにぬり直すことを忘れずに!


”日焼け止めクリームの「SPF」と「PA」”

「SPF」値とは、短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなるUV-B波をふせぐ効果指数のこと。1~50+までの数値があるが、数値が大きければ大きいほど防御効果が高いことを表しています。SPF1=20分効果が持続する。 例)SPF30=600分(10時間)効果が持続。

「PA」値とは、一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせるUV-A波を防ぐための効果指数


UV対策その②

飲む日焼け止めサプリメントを取り入れよう!外出前に飲むと効果的です。


UV対策その③

帰宅後のお化粧のクレンジングや洗顔は入念に!


UV対策その④

洗顔後はビタミンC誘導体配合の美容液で保湿しましょう!


UV対策その⑤

活性酸素の減少効果のある「抗酸化作用」のある栄養素を普段から摂取しましょう!代表的なのが、ポリフェノールという栄養素です。その他にも取り入れたいものは、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE。意識して食物から取り入れることもできますし、飲む日焼け止めなどで注目されているサプリメントなども「抗酸化作用」のある栄養素をぎゅっと詰め込んでいますのでそういった商品なども活用できますね!?


注意≫柑橘類に含まれる「ソラレン」について。柑橘類など果物に含まれるソラレンには光毒性があります。紫外線などの光への感受性が高まり日焼け(皮膚細胞を傷つける)しやすく皮膚がんの原因になります。”ビタミンC”と誤認されていましたが、果物などに含まれる「ソラレン」や「フロクマリン」が原因とのことですので、ビタミンC自体には光毒性はありません。ですので、ソラレンが含まれている果物類はなるべくは出かける前の朝食ではなく、夕方以降の紫外線が弱くなってくる時間帯に食べるようにしましょう。

光毒性「ソラレン」が含まれる食物・・・柑橘系の果物やアロマ精油、野菜(きゅうりやセロリ)、香味野菜系(パセリ、しそ、三つ葉、パクチーやコリアンダー)。


このように、紫外線対策には内側からと外側ダブルで行う方がより効果的であることど同時に、百害あって一利なしということがわかりましたね!?それと、もう一つ・・・。紫外線というものは365日、季節や天気、時間に関わらず年中降り注いでます。ですので、外出時には必ず日焼け止めクリームをぬるようにしましょう。また、屋内にもガラスを通過しますので日が昇ってきたら部屋の中にも紫外線が降り注ぎます。ですので、家の中で過ごすことが多い人はカーテンを紫外線(99%)カットするものなどをかけていれば、家に居るにも日焼け止めクリームをぬったりと神経質にならなくてよくなります。


今のお肌のケアの結果は10年後になってあらわれてきます。日焼け対策もしなかったりお化粧のクレンジングや洗顔などの基本的なケアを怠っていれば、肌トラブルを起こしやすい環境を作り出し、しみ、しわ、くすみとなって出てきますし、ちゃんと基本的なケアをこつこつと行っていればお肌は瑞々しく保つことができます。まずは、できることから、今日からでも始めましょう。

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